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父が亡くなった後、相続手続きの中で大きな山になると感じたのが、不動産の相続登記でした。
私の場合、相続対象には実家だけでなく、田や山林も含まれていました。預貯金の手続きとは違い、不動産は一つひとつ情報を整理し、書類同士の内容が食い違わないように確認する必要がありました。
最初から司法書士に依頼する選択肢もありましたが、今回は自分で調べながら、書類を作成し、法務局で確認しながら進めることにしました。
ただし、この記事は「この通りにすれば誰でも相続登記ができる」という解説ではありません。
この記事は、父が亡くなった後に私が実際に行った手続きを整理した体験談です。
法律・税金・制度の専門解説ではありません。
実際に手続きを進める場合は、法務局などの公式窓口で最新情報を確認してください。
また、私はChatGPTだけで相続登記を進めたわけではありません。ChatGPTでは、法務局へ行く前に確認すべき点や、書類同士の食い違いがないかを整理しました。そのうえで、最終的には公式窓口で確認しながら進めました。
相続手続き全体の流れについては、別記事「父が亡くなってから実際に行った相続手続き一覧」でも整理しています。
相続登記を自分で進めることになった背景
父が亡くなった後、役場、年金、金融機関、税務、不動産関係など、同時にいくつもの手続きが発生しました。
その中でも、相続登記は後回しにしにくい手続きだと感じました。実家や田、山林といった不動産の名義をそのままにしておくと、今後の管理や固定資産税、将来的な売却・処分の場面で困る可能性があるからです。
私の場合、母も相続人でしたが、実務として動くのは私が中心でした。仕事をしながらの対応だったため、平日に何度も窓口へ行くのは簡単ではありません。
そこで、まずは自分でできるところまで整理し、法務局へ確認に行く前に、書類や確認事項をできるだけまとめておく方針にしました。
この時点で意識したのは、いきなり申請書を書き始めるのではなく、
- 不動産がいくつあるのか
- どの不動産を誰が相続するのか
- 遺産分割協議書と登記申請書の内容が合っているか
- 添付書類をどう整理するか
を先に分けて考えることでした。
相続登記を自分で進める場合、最初にやることは「書類作成」ではなく、「対象不動産と相続内容の整理」だと感じました。
私の相続内容
私の相続では、実家に関係する不動産だけでなく、田と山林も含まれていました。
この記事では、地番や所在地、評価額などの具体的な情報は出しません。個人情報や不動産の特定につながる可能性があるためです。
大まかにいうと、相続対象は次のような内容でした。
- 実家に関係する建物・土地
- 田
- 山林
不動産が一つだけであれば、まだ整理しやすかったと思います。しかし、種類が複数になると、どの書類にどの不動産を書くのか、申請書と協議書で表記がズレていないかが気になりました。
特に、田や山林は日常生活の中で意識する機会が少なく、相続手続きの中で初めて本格的に向き合った部分でもあります。
この段階で、私は不動産を一覧にして整理しました。地番や所在地をこの記事に載せることはしませんが、実際の作業では、法務局へ提出する書類と照らし合わせられるように、不動産ごとに情報を分けて確認しました。
読者の方が同じように進める場合も、まずは「相続する不動産が何件あるのか」を一覧化するところから始めると、後の確認がしやすくなると思います。
仕事をしながら進める上で大変だったこと
相続登記そのものも慣れない作業でしたが、仕事をしながら進めるうえで大変だったのは、まとまった時間を確保しにくいことでした。
平日は仕事があり、法務局や金融機関の窓口に行ける時間は限られます。自宅で書類を確認する時間も、夜や休日に少しずつ取る形になりました。
また、相続手続きは登記だけではありません。年金、金融機関、固定資産税、農地関係、書類保管など、別の手続きも同時並行で進みます。
そのため、頭の中だけで管理していると、
- 何が完了しているのか
- 何が進行中なのか
- 自分の対応待ちなのか
- 相手先の対応待ちなのか
が分かりにくくなります。
相続登記についても、ただ書類を作るだけではなく、「提出前にどこを確認するか」を先に整理しておく必要がありました。
私の場合、仕事をしながら進めるには、完璧に理解してから動くというよりも、分からない部分を整理し、公式窓口で確認できる状態にしておくことが現実的でした。
ChatGPTで整理したこと
相続登記では、ChatGPTに「答えを出してもらう」というより、法務局へ行く前の確認観点を整理するために使いました。
具体的には、次のような点を整理しました。
- 不動産一覧に漏れがないか
- 遺産分割協議書と登記申請書の内容が食い違っていないか
- 建物、田、山林をどのように分けて確認するか
- 添付書類をどのまとまりで管理するか
- 法務局で何を確認すべきか
自分で書類を作っていると、「この表現でよいのか」「協議書と申請書で内容がズレていないか」という不安が出てきます。
ただ、そこでChatGPTの回答をそのまま正解として扱うのは危険だと思いました。登記は個別事情が大きく、書類の正確性が重要だからです。
そのため、ChatGPTには次のような使い方をしました。
- 「法務局への確認項目をチェックリスト化してください」
- 「協議書と申請書の食い違い確認観点を整理してください」
- 「建物・田・山林の情報を表にしてください」
このように、判断を任せるのではなく、確認漏れを減らすための整理役として使いました。

相続登記で不安がある場合は、AIに結論を求めるよりも、「公式窓口で確認するための質問を作る」使い方の方が安全だと感じました。
このあたりの進め方は、別記事「親の相続手続きをChatGPTで整理した体験談」でも整理しています。
用意した書類
私の場合、相続登記に向けて、書類をいくつかのまとまりに分けて整理しました。
ここでは個人情報や所在地が出るため、書類の全文や具体的な記載内容は載せません。あくまで、私が整理した種類だけを書きます。
主に整理したのは、次のようなものです。
- 不動産一覧
- 遺産分割協議書
- 登記申請書
- 添付書類一式
特に意識したのは、不動産一覧、遺産分割協議書、登記申請書の内容が食い違わないようにすることでした。
不動産が複数あると、書類を見返すたびに確認箇所が増えます。そこで、建物、田、山林を一つの感覚でまとめず、対象ごとに分けて確認しました。
また、登記申請書については、自作したものをそのまま正しいものとして扱わず、提出前に確認する前提で準備しました。
登記申請書の正確性を保証するものではありません。
個別の事情によって必要書類や手続きは異なります。
不安な場合・複雑な場合は、司法書士などの専門家に相談してください。
読者の方も、自分で進める場合は、書類を作ること自体よりも、「書類同士の整合性をどう確認するか」を意識した方がよいと思います。
法務局で確認したこと
自作した書類で進めることには不安がありました。
そのため、法務局へ提出する前に、確認すべき観点を整理してから行くようにしました。
私が意識したのは、次のような点です。
- 相続登記の書類として提出できる形になっているか
- 不動産の内容に漏れや食い違いがないか
- 遺産分割協議書と申請書の内容が対応しているか
- 添付書類の整理に不足がないか
- 自分の理解で不安な部分を窓口で確認すること
実際には、法務局へ書類を提出し、相続登記は完了しました。登記書類も受領済みです。
ただし、この記事では登記完了日の具体的な日付や、提出した書類の詳細な中身は書きません。個人情報や不動産情報に関わるためです。
法務局で確認して感じたのは、「分からないまま不安を抱えるより、確認したいことを整理して持って行く方がよい」ということです。
何を聞けばよいか分からない状態で窓口へ行くと、その場で焦ります。逆に、事前に確認項目を作っておくと、自分の不安点を説明しやすくなります。
提出までの流れ

私の場合、相続登記は次のような流れで進めました。
まず、相続対象となる不動産を整理しました。実家だけでなく、田や山林も含まれていたため、不動産ごとに分けて確認しました。
次に、遺産分割協議書と登記申請書を自作しました。
その後、不動産一覧、協議書、申請書、添付書類を分けて整理し、書類同士の内容に食い違いがないかを確認しました。
提出前には、ChatGPTで法務局へ行く前の確認観点を整理しました。ここで大事なのは、ChatGPTで手続きが完結したわけではないという点です。あくまで、自分が公式窓口で確認するための準備として使いました。
そして、法務局へ提出しました。
その後、相続登記は完了し、登記書類も受領しました。
振り返ると、提出までの流れは「書く作業」よりも「整理する作業」の比重が大きかったです。
特に、不動産が複数ある場合は、最初に一覧化しておくことで、後から書類を見返すときの負担がかなり減ると感じました。
やってみて分かった注意点
自分で相続登記を進めてみて、いくつか注意した方がよいと感じたことがあります。
一つ目は、不動産が複数あると確認量が増えることです。
実家だけならまだ感覚的に把握しやすいかもしれません。しかし、田や山林も含まれると、普段意識していない不動産まで確認することになります。最初に一覧化しておかないと、書類作成中に混乱しやすいです。
二つ目は、協議書と申請書の食い違い確認が大事だということです。
私の場合、遺産分割協議書も登記申請書も自作しました。そのため、両方の内容が対応しているかをかなり気にしました。どちらか一方だけを見るのではなく、書類同士を並べて確認する必要がありました。
三つ目は、ChatGPTは整理には役立つが、最終判断には使わない方がよいということです。
確認項目の洗い出し、書類の分類、質問リストの作成には役立ちました。一方で、登記書類の正確性や個別事情の判断は、公式窓口や専門家に確認する領域だと感じました。
四つ目は、相続手続き全体の進捗管理が必要だということです。
登記だけに集中している間にも、金融機関、年金、税務、固定資産税など、別の手続きが動いています。完了、進行中、自分待ち、相手先対応待ちを分けて管理しないと、どこかで止まりやすくなります。
私自身、別の手続きで「相手待ち」だと思っていたものが、実は「自分の対応待ち」だったこともありました。相続手続きでは、思い込みで放置しないことも大事だと感じています。
読者がまず確認すること
これから相続登記を進める方は、いきなり申請書を書き始めるよりも、まず次の点を確認するとよいと思います。
- 相続する不動産がいくつあるか
- 建物、土地、田、山林など種類が分かれているか
- 誰がどの不動産を相続するのか
- 遺産分割協議書と登記申請書の内容を照合できる状態か
- 法務局で確認したいことをメモにしているか
- 自分で進める範囲と、専門家に相談する範囲を分けているか
私の場合は、これらを整理したことで、法務局へ行く前の不安を少し減らせました。
特におすすめしたいのは、確認事項を文章で書き出すことです。
頭の中だけで考えていると、「何が不安なのか」が分かりにくくなります。紙でもExcelでもメモでもよいので、不動産一覧、書類一覧、確認したいことを分けておくと、次に何をすればよいか見えやすくなります。
ChatGPTを使う場合は、前のセクションで挙げたような「確認項目をチェックリスト化する」「書類同士の食い違いを洗い出す」といった整理の使い方が向いています。
いずれの場合も、出てきた内容をそのまま正解にするのではなく、公式窓口で確認するための下準備として使うのが前提です。
専門家へ相談すべきケース
私は今回、自分で相続登記を進めましたが、すべての人に自力で進めることをすすめたいわけではありません。
不安が大きい場合や、内容が複雑な場合は、司法書士などの専門家に相談した方がよいと思います。
たとえば、次のような場合は無理をしない方がよいと感じます。
- 相続人が多い
- 遺産分割で意見が分かれている
- 不動産の数が多い
- 遠方の不動産が含まれる
- 書類の読み方に不安がある
- 平日に法務局へ行く時間がほとんど取れない
- 自作書類の内容に強い不安がある
相続登記は、単に書類を作ればよい手続きではありません。家族関係、不動産の内容、相続人の合意、提出書類などが関係します。
私の場合は、自分で整理し、法務局で確認しながら進めることができました。しかし、それは私のケースでの体験です。
登記申請書の正確性を保証するものではありません。
個別の事情によって必要書類や手続きは異なります。
不安な場合・複雑な場合は、司法書士などの専門家に相談してください。
相続登記を自分でやるか、専門家に依頼するかは、費用だけで判断しない方がよいと思います。
自分の時間、不安の大きさ、家族関係、不動産の複雑さを含めて考える必要があります。
今回の体験を通じて感じたのは、相続登記で大事なのは「自力か専門家か」の二択ではなく、自分で整理できる部分と、公式窓口や専門家に確認すべき部分を分けることでした。

私は、ChatGPTで整理し、法務局で確認しながら進めました。
同じように親の相続登記を前にして不安を感じている方は、まずは不動産一覧と確認事項の整理から始めてみると、次の行動が見えやすくなると思います。
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